足りないところが　わかってくる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
専門を極めるほどに

わからないことが　増えてくる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
一流を目指したからこそ

二流の自分を　受け入れられた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
攻めてばかりいたから

退くことの大切さも　知った

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
真剣に向き合うほどに

笑い飛ばすしかない　涙も流した
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
けれど　それらは

悩みではなかった

挫折でも　恥でもなかった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
いつも　それらは

学びという喜びに　満ちていた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
だからこそ　

取るに足らない　自分だったが

人生は　いつも自分のものだった
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
誰にも　手渡すことのなかった

確かに　私の人生だったのだ