執着は　自己愛から生じる
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
自己愛は　自分を見つめるばかりに

自分の至らぬところを　不安に感じることから

始まります
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
至らぬところを補おうとしても

欲しいものは　この身に帯びておらず

誰かが　それを持っているなら

それに相乗り　手に入れようと　執着が始まる
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
また　自己陶酔という　自惚れで

補い守ろうとしても　ひとたび　

自身の至らぬ力不足が露呈すれば

誰かのせいにするという　依存・従属が始まり

従属は　搾取関係に発展し　結果　

わが身は　守れなくなる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
すなわち　自己愛は　自己嫌悪から生まれ

ありのままの自分を　受け入れられず

他を妬み　他から奪う　執着に変化してしまう
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あるいは

他者から　その人の自己愛を押し付けられて

その欲求に応えられず　自己嫌悪に陥り

それでも　生き延びようとするために

他者目線からの自分を作り　見事に演じる

偽装自己愛への　執着も生じてきます
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
かくして　自己愛は　

自己嫌悪から生じ　不安を育て

不安は　保身により　利己心に肥大し

執着という病を発病させる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
でも　自愛は

ありのままの自分を　受け入れること
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
自己愛と同じように　

自分を生かそうとする欲求から

自己嫌悪や　過小評価が出てきても

そのまま　操作せずに　悩まずに

いちばん大切なこと　必要なこと

今　感じていることに　目を向けて

振り回されずに　精進していくことです
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なんやかんやあっても　

ご自愛なさってください