星のまなざし

ブログ : 関口 シュン ASTERIUM通信
★12の月からのSabian Image★ 11/20 01:29~【3ノ月】

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★12の月からのSabian Image★
 11/20 01:29~【3ノ月】◎♏27°-☽♑27°
 
 <大きな飼鳥園>
 
このテーマにつらつらと想い淀んでいたら、飼鳥園とは全く関係ないのだが、ふと夏目漱石の「草枕」を思い出したるが故に、テーマに合うならばと良しと決意し、今日はこれにて引用抜粋意訳することを許されたし。
 
     *
 
「山路を登りながら、こう考えた。
 
 智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。
 
 意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」
 
 
「人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい」
 
「どこへ越しても住みにくいと悟った時、
 
 詩が生まれて、画が出来る」
 
 
「住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、
 
 難有い世界をまのあたりに写すのが詩である、
 
 画である。あるいは音楽と彫刻である」
 
 
「春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、
 
 人間は借金のある事を忘れる。
 
 時には自分の魂の居所さえ忘れて、正体なくなる」
 
「ただ菜の花を遠く望んだときに、眼が醒める。
 
 雲雀の声を聞いたときに、魂のありかが判然する。
 
 雲雀の鳴くのは口で鳴くのではない、
 
 魂全体で鳴くのだ。
 
 魂の活動が声にあらわれたもののうちで、
 
 あれほど元気のあるものはない。
 
 ああ愉快だ。こう思って、こう愉快になるのが詩である」