星のまなざし

ブログ : 関口 シュン ASTERIUM通信
★12の月からのSabian Image★  6/02 16:24~【下弦ノ月】

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 6/02 16:24~【下弦ノ月】◎♊11°-☽♓11°

 <新参入者の試験>
                                 

このところ 僕たちは
 
 呼吸が 浅くなってやしないかい

深い呼吸が どうにも 

 出来ないのは なぜなのだろう
                            
    *

知らずのうちに 気を使っている “みんな”

規制ではないけど 同調を強いてくる “社会”
                             

人には 孤独と孤立があって 

孤独は 自ら一人になり 抱えることで

孤立は 意に反して させられるもの
                             

孤立は 辛く 寂しいから “みんな”に 合わせる

孤立を 避けるほどに 同調に とらわれてしまい

自分を 出せず 自分らしく いられないから 

マスクのように 息苦しい
                            

それって 自分だけ? 

どうやら そうでもなさそう

誰も 幸せでなさそうだ

実体のない 架空の “みんな” “社会”に

息苦しさを感じて 今にも 倒れそうだ
                                        

この大切な自分 一度きりの人生だから

あえて “みんな” “社会”から 離れてみる

あえて 孤独を抱えて 自己救済とする
                               

孤立と違って 自ら選んだ 孤独なら

辛く 寂しくもなく 深い呼吸ができて

自分を 取り戻し 自分らしく いられる

でも なぜか 長続きしない
                                

自分が 自分でいられるからこそ 

湧いてくる 人生や物事に感じる 深い感慨

これを “みんな”に 背を向けたまま 

一人で 抱えてばかりでは 

辛く 寂しくなってくる
                                 

そこで もう一度 “みんな”や “社会”に

戻ろうと考えるが また 同調させられ

マスクをつけさせられては 元の木阿弥
                                 

そうではなくて 

得体の知れない “みんな”の中に

孤独を横に抱えつつ 戻ってきた自分と

向き合ってくれる人に 出会うんだ
                             

目を見て 挨拶をかわし マスクをはずして

互いの 孤独で感じた感慨を 語り合い

深い息を 通い合わせる 対話がはじまる

私とあなたの 一人ひとりの関係

何人いてもいい 一人ひとりの関係

それこそが 手触りのある 確かな 

“みんな” “社会”では あるまいか
                            

深い息を 通わせる 対話とはいえ

孤独の時間が なくなるわけではなく

深く関わったからこそ 一人になる孤独も大切
                                    

でも その孤独は もはや 孤立ではなく

他者たちと 共に生きる 歓びとなって

自分の胸に 息づいていることに 気づくんだ