星のまなざし

占星術家とは、セッションとは

占星術家とは

占星術家である前に、対等な一人の人間として対座する

クライアントが問題を抱え、悩み多くても、同じ人間として共感をもつこと。

占星術を知っている者と知らない者、相談される側とお願いする側という上下関係では決してない

占星術家は、「悩みを解決してあげる知識と技術をもった指導者」になってしまうと、クライアントを下に見て、上からものを言うことになりがち。また、占星術家の言うことが正しくて、自分は全部わかっている従わせようとする態度もいけません。

クライアントの相談に慈愛をもって共感し、支える対話者であり、同じ時代や社会で生きる同伴者なのです。共に学び合い、引き出し合う関係を大切にしましょう。

セッション、鑑定とは

予想したことやアドバイスは、ご託宣のように一方的に伝えるのではなく、対話によって相手と相談しながら導き出してゆくもの。語る人である以上に訊く人でもありましょう。

原因と結果には、結びつけた心という縁がある

クライアントの人生に起こった出来事(結果)や相談内容にとらわれず、そのことが起こった原因を探ること。そしてその原因と結果を結び付けた「心」と関わる対人関係にも注目すること。その「心」「感情」のねじれや執着などに着目していくと、解決の糸口が見えてきます。

クライアントの自己治癒力や自律力を内から引き出す

その困難を前にした現状を解決させようと、技術や情報などを詰め込んで対処するのではなく、本人の自己治癒力や自律力を引き出す手伝いをする。そうしていかにと、いつまでも同じ問題に悩み、占星術家に依存してばかりになります。自分で解決できるように支えていくこと。

動機、目的の重視

ホロスコープにとらわれず、相談の目的や動機を重視します。クライアントは占星術家の持つ技術や知識に興味があるわけではなく相談にきたので、その目的や動機が果たせるために占星術を活用します。

人間が主人公

占星術を使ったセッションをしていると、素材である「悩み・問題」が中心になったり、「占星術技術・論理」そのものが主人公になってしまいがちですが、目の前の「人間・人生」そのものこそ確かな現実であり、主人公であることをわすれないように。つまり、ともすれば星座や天体などのホロスコープのパーツにこだわり絶対視して、ホロスコープに生きた人間を当てはめてしまい、人をホロスコープによる繰り人形にしてしまっては、生きたセッションにはならないでしょう。

クライアントとは

クライアントは、「悩みの意味を知り、人間的成長を果たしたい」と願っている人

相談に来た方は「悩みを解決して欲しいと頼ってくる面倒な人、依存してくる手のかかる人」ではなく、「悩みの意味を知り、人間的成長を果たしたいと願っている人」として向き合うことによって、親身で共感性の高いアドバイスができるでしょう。

クライアントは、「悩みの意味を知り、人間的成長を果たしたい」と願っている人

相談に来た方は「偶然、目の前に現れた治すべき客観的対象」と考えがちですが、なぜ自分を選んできたのか、自分は選ばれたのか考えると、偶然では片づけられない深い理由があるものです。

その日その時間、その方がこのタイミングで自分の目の前に現れたことは。見えない絆に導かれた必然です。自分だからこそ、応えてあげられることがあり、よく考えると、その方の悩みと自分がいま抱えている悩みが同じだということはよくあることです。赤の他人で初めて会う方でも、相談内容は自分と無縁ではないでしょう。そう考えると、「同じ悩みを抱えた主観的対象」となり、その内容へのアドバイスが自分へのアドバイスになっていることもあるのです。