星のまなざし

ブログ : 関口 シュン ASTERIUM通信
<心理占星術の学びとは>①

<心理占星術の学びとは>①

<心理占星術の学びとは>①

占星術だけではなく、実はあらゆる学問や学術研究、アートがそうであるように、大宇宙(マクロコスモス 森羅万象)の大いなるはたらきと、小宇宙(ミクロコスモス 地球や人間、動植物や細菌)までに行き渡っているはたらきに、共通した同じものを感じ入ることが学びとして最も大切なことです。

その感じ方や考えを〈万物照応 コレスポンダンスcorrespondance 〉と言って、悠久の古代より人類は、地上と天空の対応、その共感覚を大切に生活や人生を営んできて、とくにルネサンス思想の中心的な概念でした。





でも、17世紀以降、合理的科学思想が支配的になるにつれて、コレスポンダンスの思想は周辺的な思想へと押しやられ、<星を物質として観測する天文学>と<星を霊性あるものとして観察する占星術>は分けられてしまいました。

19世紀、資本主義や産業革命による技術力の発達、物質主義、実証主義がますます支配的になる中で、「神智学」などの霊性復興、象徴主義などに啓発された学者や知識人、アーティストたちにより再評価されていきます。

詩人ボードレールなどはその中の一人で、「コレスポンダンス」というソネ(14行詩)もあるぐらいで、外界(大宇宙)と 内面(小宇宙)のあいだに,密接な交流状態がつくりだされる様子にこの言葉を使っています。

「ある種のほとんど超自然的な魂の状態にあっては,いかに平凡なものであろうと,眼の前の光景のなかに人生の深みがすっかり現れることがある。それが象徴というものだ」と。

さらに言うなら、心理学や精神學言うところの「シンクロニシティ:共時性」や「セレンディピティ:偶然なる幸福の発見」、鳥や魚などの複雑系ネットワーク「マルチエージェントシステム」、脳科学での「ニューロンネットワーク:同調運動」、量子力学の「量子エンタングルメント」など、これらも基本としては「コレスポンダンス:万物照応」「共感覚」と言っても過言ではないでしょう。

ですから、宇宙の象徴体系でもあるコスモロジー「占星術astrology」の学びは、この「コレポンダンス:万物照応」という共感覚を身に着けるのに最適で、そして、自分を知る上でもっとも詳細で的確なツールであり、トランジットと呼ばれる「宇宙を巡る星と共に繋がり生きる」では、人生の営みに希望と励ましとなるのです。

    *    *

東京20期心理占星術講座:基礎編(全10回) 募集中
2023年9月16日(土)12~17時半より隔週土曜でスタート。