星のまなざし

12サインと10天体

12サイン

12サイン図のイラスト

12サインは地球を取り巻く宇宙空間を表しています。その12の各空間の区切りは、太陽系天体がほぼ同じ平面上を動く際に背景としている方位確認の環である黄道12星座を象徴として12等分割(各サイン30度ずつ)されているものです。ですから、(黄道)12星座と言う場合は天文学上のエリア区分であり、12サインという場合は占星術特有の仮想空間、エリア区分だということを、認識しておかないとなりません。

12サインの各性質は、宇宙の叡智が幾何学的で重層的に織り込まれているものですが、もっとも基本的な性質は、2分割(+・-:引力・斥力作用)、3分割(活動・不動・柔軟:行動形態)、4分割(火・地・風・水:エレメント要素)でしょう。

空間を有するものは形態なので、森羅万象というあらゆる自然の物質形態や人間のもつ身体の形態要素を表し、またその成長や成熟といった形成ストーリー、成り立ちも表すことになります。また、身体と同じように、心の形態要素も表していきます。

ちなみに、12ハウスというシステムは、この12サインの空間性質を地球上でおこなう人間活動のシーンに置き換えたものを言います。

10天体

基本は太陽系の7天体を扱いますが、現代では天王星、海王星、冥王星を加えて10天体としています。

先ほどの12サインが表す人間形態のなかに流れ注ぎ込まれるものが生命です。つまり、空間の中に流れるものが時間ですから、天体は身体や心を動かす生命力といってもよく、その生命の成長物語を「天体のヒエラルキー」から学び、、その学びを「人生」と呼ぶのです。

私たちは、生まれた瞬間の10天体の配置をもって、人生を歩んでいきます。しかし、生まれた瞬間からすべての天体作用を意識して使うわけにいかず、身体や心の成長と経験によって、徐々に使い込んでいくことになります。星位(その天体のサイン位置)や星の相互作用(天体同士がもつアスペクト)には個人差があり、また生育環境や自由意思によって、その使い方は様々です。

簡単に言えば、12サインという心と身体の空間のなかで、10天体的生命力を如何に使っていくかを観るのがホロスコープ・リーディングであり、宇宙叡智の織り込まれた占星術の醍醐味ということになります。