星のまなざし

心理占星術とは

占星術;astrologyは、とても多様な使い方のできる学問でありツールです。生まれ持った性質を知るだけでなく、その人の将来展望を見渡したり、世相や政治経済を予測したり、相性、出会い、失せものを探したり、あるいはホロスコープに織り込まれた古代からの宇宙の叡智を読み解くことも出来て、それはもう多岐に渡るものですから、占星術家(astrologer、astrologist)によって、その使い方は千差万別なのです。

そこで私が「心理占星術」と銘打って講座やセミナーを展開しているのは、占星術を、人の運命を言い当てたり、一方的な占断や予想をすることより、傾聴を基本に相談者の心に寄り添い、共に考え、相談内容への適切なアドバイスを一緒になって導きだしていくという、カウンセリング的な占星術の使い方を目指しているからなのです。つまり、占星術をカウンセリングのためのツールとしての使い方です。あるいは、宇宙自然の霊性や人間存在の意味、世界の潮流などを眺めていくための重要な羅針盤なのです。

さて、その心理占星術もまた、占星術家にもいろいろなアプローチがあるように、人間心理を捉える哲学や方法は、これもまた、それぞれの占星術家によって異なります。ですので、「心理占星術」というカテゴリーを設けたとしても、各人の心理占星術があるので、正確には「関口シュンの心理占星術」と呼んだほうが誤解がないようです。

私の場合は、ユング派の元型心理学やR・シュタイナーによる霊的宇宙論、霊的進化論、そして仏陀の教えによる仏教哲学などを、宇宙真理と人間心理、現実世界を結ぶ付ける重要なロジックとして扱い、心や人生の理(ことわり)を明かす基本としています。
さらに踏み込んで「関口シュンの心理占星術」を語るならば、ホロスコープの使い手である者は誰なのか?その問いにたいする答えとして、人間を魂存在として捉え、人生で遭遇する出来事のすべてが、サムシング・グレートあるいは天からの呼びかけであると考えているところです。

まず、出生を「偶然に生まれた」ではなく、「その親と生年月日を自ら選んで生まれてきた」と捉えます。そしてそこには、自我ある自分のレッスン目標と、魂なる自分(真我、エルダーセルフ等)の人生で果たしたい願いが認められていると考えています。

さらに、そうした目標と願いを持った者の人生、過去・現在、未来においてバラバラに偶然のように起こるように思える出来事の数々を深く掘り下げることによって、まるで星々を繋げた星座のように繋がり、一つのテーマが浮き彫りにされていきます。たとえ人生で遭遇する出来事の多くが闇深きものだとしても、そこにはすべて意味があり、魂のミッションともいえる「後悔から願いへ」という光転への変容が見込まれます。

このようにして私は、占星術を各種相談、カウンセリングのツールとして扱い、魂の観点、霊的視座から眺めて、その方自身の願いを支えていくことを目指しています。


混迷の時代を生き抜く智慧としての、心理占星術

現代社会は、様々な困難を抱え、世界には常に解決不可能と思えるような問題が山積みされています。そうした社会と同じように、私たち一人ひとりの心や人生も、この時代ならではの大きな歪みやカオスにあります。

私たちが、その歪みを修正し、本来の自分自身の在りかたに気づき、根源の力である魂なる自分を取り戻して成長することを望むならば、占星術も時代と人々に同伴し、共に成長していく必要があるのではないでしょうか。この時代だからこそ、必要となっていくアプローチであり、現代に活かす、生きた占星術の使い方ができるのが心理占星術だと思って、日々精進しています。