星のまなざし

星を読む人、語る人へのメッセージ

まず、学ぶ目的はなんでしょう。

自分を知ること、自分が幸せを目指す生き方を明らかにすること、自分は、どんな人間になりたくて、どんな人生を送りたいのか、そのためにこの人生で、自分はどんな願いを抱いて、どのように果たしていくのだろうか、等々。

学びの方法や分野は星の数ほどあっても、学びの深層心理にはこうした目的が潜んでいるものです。ですから、学びを身に着けていくほどに、自分を好きになり、生きる勇気が湧いていくのでしょう。そしていつしか生きる自信と喜びに繋がって、喜びは希望に、夢は願いを育み、志を生んでいきます。それが覚える、知る、教わるを超えた、真の学びだと思うのです。

ところが、その自分というものをどのようにして捉えたらよいか解らない。占星術を通した星の学びは、ダイレクトにそこに応えてくれるものです。

また、一人で学ぶ以上に、多くの仲間たちと共に学ぶということは、その気づきを高めてくれるものです。自分だけではない個性や人生を垣間見ることによって、自身の個性の在り方も解ってきます。一期一会の仲間であっても、共に学び合い、育ち合っていくなかでは、理解が難しく憶えが遅くてくじけそうになってしまうときでも、励みと支えとなります。そのために私はその場のメンバーたちが仲良くすることや、勉強会などで星の話ができる環境をつくることをお薦めしています。講師の力や時間は限られているものですから(苦笑)


そして、教え伝える側の講師にとっても学びとなるので、お互いが学び合う喜びを分かち合っていきたいものです。

関口シュン