どれほど　楽しいか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
子どもたちは　何も持たずに

男女　出生　履歴　成績　容姿　貧富　

妬み　嫉み　僻み　差別　特別

大人が　余計な意味付けさえしなければ

何も持たずに　互いを楽しんでいる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
大きい子どもになると　へこむ自尊心を

所有物や履歴で　埋めようとするけど

それでも　そんなことに頼っていては

友達はできないことを　まだ知っている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
何にも頼らないで　生きていられたら

どれほど　楽しいか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あるがままの　生まれや育ち　身体や心

ありのままの　欲望や善意　想い出や夢　

他からの　揶揄も嫉妬も　気にせずに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
合わせなくても　

張り合わなくてもいい

相手の飾り　社会の欲に　振り回されないで

既存のブランド　既成の評価に　

自分を相乗りさせないでいいから
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あなたの存在に　余計な意味は要らない

あなたが　生き生きと　生きている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ただ　それだけが　嬉しくて

ただ　それだけを　守りたくて

ただ　それだけが　楽しくて