入り込んでくるときがある

ふと　知らずの異世界に

踏み込んでいるときがある

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ふだんは　

右にあるものを左にも動かさず

ただ上に積み重ねるばかりで

昨日と違うことを恐れては　

同じことを繰り返して

不慣れなもの　新奇なものには

怯え　遠ざけ　見ぬふりしているのに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なぜ　突然　

こんなことが起こり

こんなことになっていくのか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
それは　時が満ちたから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
突然　偶然のように見えても　それは

ずっと　見えない次元で　育ってきたもの

長く　知らずの内に　培ってきたこと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そして　これまでと同じ環境でなく

違った異質な環境で　異なる栄養を得て

花を咲かせ　実を成らせる　必然

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
変化　変容こそ　成長　深化

異世界　異文化こそ　真への覚醒