星のまなざし

ブログ : 関口 シュン ASTERIUM通信
<心理占星術へのいざない>⑤

<心理占星術へのいざない>⑤

<心理占星術へのいざない> ⑤

 
【人生について】
 
 相談職とも言えるこの仕事を続けていると、その方の人生に立ち会うことが多くなります。
 
そのために、人生観、生命観、社会観などのまなざし(哲学や観方、視点)を自分なりにもっていないと俯瞰的アドバイスができないものです。
 
しかし、その方独自の幸福観や充足感はもちろんあるわけですから、自分の幸福感や倫理を押し付けず、それを批判や否定、裁くことなく、大きなまなざしから(占星術の場合は星や宇宙の観点)照らし出してゆくことで、必要な気付きや方針を見出してもらうことになります。
 
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そのために、自分が心理占星術の中心に置いている人生観や出逢い観のいくつかを載せておきます。
 
【人生とは】
 
・自分の生年月日(バース・チャート)、両親(家系的ルーツ)、時代や土地文化(育成環境)などは、「宿った命:宿命という資質」として変えられないが、その資質の使い方は「命の運び方:運命」は変えられるとする。そこに自由意志という「魂の学びと成長」を観て取ること。
 
・どんな状況にあっても「自分が変わる」ことだけは出来る。自分の変わる道だけは、いつも私たちの前に開かれている。それこそが決して奪われることのない「希望」。
 
・違う魂と出会うことによって、自分(魂)が照らされ、自己創造へ向かってゆくプロセス
 しかし、違いは時として、行き違い、誤解、違和感、仲違いが生じて、自己破壊や他者破壊につながってしまう。
 
・自分の満足のいくように満足のいく自分を創ってゆくことが主目的。
だからこそ「汝は汝の道を行き」、人々は「語るに任せておく」こと。
 
・この光と闇が混在するカオスの世界で(一人ひとりが揺れ動く世界に道を拓く時代)、経験を重ねる中から、私たちが発見して引き出すことのできる、「意志と知恵」こそが、魂の力となってゆくはず。
 
・人生において、「自分を見失わない」ということは、常にいくらかでも、社会やお世話になった大切な人たちへの恩に報いようと、燃える心を持ち続けることではなかろうか。
 
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【出来事や出会いとは】
 
・すべての存在、森羅万象が意味と目的をもっているなら、起こる出来事や出逢いは、「偶然ではなく必然であり、その心においては当然なり」。
 
・「偶然」という処理は、自分を世界から切り離すこと。客観性ではなくニヒリズム。
 
・一見すると意味なくバラバラに、偶然のように起こったように見える出来事は、霊的まなざしからすると、それぞれの出来事や出逢いが星のように輝き、それらをつなげてゆくと「自分という星座」が織りなされている
 
・出来事は、時として自分と対立するもの(邪魔、障害)。しかし、それを生き抜くことによって、その経験が新たな自分自身を創る。
 
・「自分があって、周囲に様々な事物、事態がある」のではなく、出来事はつねに私たち自身の一部であり、私たちを成り立たせるかけがえのない未来へのリソース(資源)。
 
・私たちになくてはならないものを提供してくれるものが「未来」。
 
<⑥へ続く>
 
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※7月31日現在、受講登録者3名
 
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