星のまなざし

ブログ : 関口 シュン ASTERIUM通信
★12の月からのSabian Image★ 04/01/2024 12:29~【下弦ノ月】

★12の月からのSabian Image★ 04/01/2024 12:29~【下弦ノ月】

★12の月からのSabian Image★
 04/01/2024 12:29~【下弦ノ月】◎♑13°-☽♎13°

 <午睡>
                           
                  
たしかに

私たちは 異邦人のように

自然から 疎外されているのは

本当だろうけど
                           
               
同じように

私たちが 自然に包まれながら

自然の一部を 成していると

感じるのも また 本当だ
                          
                     
 “ 私たちは 自然の中に 居て

  自然は 私たちの中に居る “

            ―ゲーテー
                               
                        
なるほど

私たちは 自我という 人間特有の資質を

自然という母体から 引き離して つくり

世界という まなざしを もって

自然に 向き合おうとしてきた
                           
               
それが 疎外感に つながるのであろうし

現に 自然を支配し 過度な搾取から

対立構造として 捉えてしまうのも 無理はない
                              
                 
とはいえ

私たちは 自然と 共に在る道を

再び 見つけ出さなければならない

どうしたら よいだろうか
                           
                    
私たちの中で 生きているのは

自然そのものの はたらき
                                
                       
自然から 宇宙から 何かを

内なる自然として 自分の本質に

持ち込んできているはずだから
                             
                         
まず 内なる自然 内なる宇宙を

自分のなかに 見出すこと
                               
                    
自然と自我 宇宙と精神

二項対立させるのではなく

私たちの中で 自然と同質のはたらきが

導き手だと 知ること
                         
                          
自分存在の深みに 降りてゆこう
                          
                        
かつて 人間精神が 自然 宇宙から

流れ出たときに 持ち出した その要素を

今 この深みの中に 見つけ出そう
                          
                       
きっと そのとき

私たち人間が この自然にとって

厄介な被害者意識 疎外された異邦人

単なる自我存在 そうではなく

それ以上の 何か だと

思えるに 違いないのだから