星のまなざし

星を学ぶ : 講座
関口シュンの心理占星術
ルドルフ・シュタイナーと仏教

ルドルフ・シュタイナーと仏教

シュタイナーの神秘学概論、霊的宇宙論など多数の著作や講演内容を学んでいると、12星座という形態象徴と7天体という生命象徴によって、宇宙自然は成り立っていると考えるために、占星術で使われている7天体や12サインがどのように宇宙に存在し始めたのか、またその意味もわかるようになって、自分が目指す占星術にはとても有意義です。もちろん、彼の神秘学の視座なので、それが事実かどうかはわかりませんが、占星術を通して人や世界を眺めていると、腑に落ちるところが多々あり、確かな納得感が感じられます。

仏教思想は、心の理(ことわり)という仕組みについて、とてもよく解説されているので、学ぶほどに実践心理学のように思えてきます。そのシクミは占星術のいくつものアイテムやパーツを説明するには、ちょうどよく、また日本文化のなかで浸透している仏教の例えや言い回しを使うと、生徒であれクライアントであれ、伝えたいことがよりよく届くのです。

そうしたわけで、私の心理占星術ではシュタイナー思想や仏教哲学が多く登場するのですが、そのほかにもユング心理学、ジェイムス・ヒルマンの元型心理学、生物学者の村上和雄やブルース・リプトンのエピジェネティクス論、産婦人科医の池川明の胎内記憶論など多岐に渡って様々な話が出てきます。それも自分が学び得たことをよりわかりやすく確かに伝えるための方法なので、今後もさらなる勉強を通して、自分が目指す心理占星術を展開していこうと考えています。