2017年前半の星読み これからの世界と日本
社会占星術:マンデーン・アストロロジー
山羊座〔経済・生産システム、行政等の公益システム等を象徴〕に、2008年より冥王星〔根源からの粛清と再生、全面改訂パワー〕の移動後、近代200年以上続けてきた資本主義的システムの本格的な見直しとリセットが始まり9年が経とうとしている。
2016年より冥王星は山羊座後半に入り、対向サインの蟹座〔市民意識、生活基盤システム、地域特性等を象徴〕の意識が入り込み、これまで通りの中央集権的垂直統下型の行政の都合だけでは、統制できなくなってきている。
こうした国家や大企業の管理体制基盤が揺らぐなか、牡羊座〔独立・自立志向、リーダー等を象徴〕に在する天王星〔改善改良、気づきと覚醒〕の象意か、主要大国の首長は強引なリーダーシップを発揮して、国や大企業寄りのコントロールを図るが、それは現在の停滞する政治経済の破壊者的役割しか発揮できず、もはや事態は収拾がつかないことに。さらに2016年9月より、山羊座・牡羊座・蟹座と同じくリーダーシップを象徴する天秤座〔法を司る者、バランサー等を象徴〕に木星〔物事を明らかにオープンにする力〕が入り、主要国の選挙における国民意思は、保守独立・共有両立と二極化している。
一方では、魚座〔虚偽、欺瞞等を象徴〕の海王星〔浄化・救済等の力〕は、大企業や世界的団体、政府高官などの不正を暴き、射手座〔善なる希望と理想、教育的指導等を象徴〕の土星〔責任、信頼、検証、停止等の力〕と共に、これまで暗黙のルールを裁き、世界市民はさらに不信感が募りカオスの様相を呈する。