星のまなざし
★12の月からのSabian Image★
11/22 13:44～【上弦ノ月】◎
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0°-☽0° ＜公共の市場＞
じつは いきなり 時代が
カオスに なったわけなどなくて
何事も 端から ずっと カオスで
区別 整理 秩序付けられぬものとして
宇宙 物質 身体 その原子も
心や生活 人生 生死も すべて
混沌カオスで 成り立っていて
遭遇する 出来事 出会いも また然り
おいそれとは 意味付けられぬものばかり
過去のものとも 未来のものとも
簡単には 始末付けてはならぬものばかり
とはいえ
ぐるぐると カオスの渦が 対流し
どこかへ はみ出し 滅することなく
巡り巡ってくる様を 伺っていると
秩序コスモスが 無秩序カオスを
玩んでいるようにも 思えてならぬ
玩ばれるならば 他の生きもののように
ノリよく 素直に 遊べばいいものを
どうにも 人間たちは
取っ散らかった カオスのくせして
カオスな状況には 耐えられず
秩序コスモスに則った 真しやかな文脈を
探り当てたくなる 困った性がある
それを 格好つけて言うならば
科学する態度 というのだが
それも 人間的な カオスとの遊び方か
揚げ足とって 目くじら立てて
小突き合うのは 野暮の骨頂
如何にして 真しやかに 見立てるか
秩序といわず 文脈といわず
美という 遊び心を
カオスのなかに 見出し得るか
これぞ 天なる秩序の 粋な計らい
いな背な気風で へへっと 笑いつ
カオス市場の 見世場と しましょうや